毎月、スマホのデータ量をどれくらい使ってるか把握してないという方も多いと思います。
よくモバイルWiFiやWiMAXなどの速度制限で「3日で10GB」と話題にあがりますが「1GBでできること」「10GBでできることとは?」と気になりませんか。
今回は、スマホやモバイルWiFIなどでデータ通信量に疑問をお持ちの方のために、ウェブサイトや動画、ストリーミングサービスがどれくらいデータ通信を消費しているかをまとめました。
サービスごとのデータ通信量
データに使われる単位はKB、MB、GB、TBの四種類です。それぞれの単位と数値は以下のとおりです。
それでは、実際に普段どれくらいデータを使用しているのでしょうか?
これからメール、サイト閲覧、動画視聴、オンラインゲーム、音楽ストリーミング、ビデオ通話の順で解説していきます。
メールの送受信
メールでのやりとりは日常生活において欠かせないものです。上記のデータを見てもらえたら分かるように、それほどデータ通信量を使っていないことが分かります。
大容量の写真や、そのほか動画ファイルを添付して送受信しない場合は、心配する必要はありません。
サイトの閲覧
サイトの閲覧も毎日のように行っている方が多いと思いますが、結論からいうとこちらも気にする必要はありません。下記のデータ使用量を見てください。
仮にYahoo!トップページで1Gを消費しようとした場合、約2300回開く必要があります。強いていうなら、通販サイトや情報メディア(pixiv 等)を多く見ている方は、多少データを消費している可能性があるので注意が必要です。
動画視聴
データ通信を消費する一番の理由が動画視聴です。
通勤や通学の際に動画を見たい!という人は特に注意が必要です。一般的に使われる動画サイトのデータ使用量を、それぞれまとめました。
(480p SD画質):51MB/5分間
(720p HD画質):88MB/5分間
(1080p フルHD画質):171MB/5分間AmebaTV
(通信節約):85MB/5分間
(最低画質):17MB/5分間
(低画質):21MB/5分間
(中画質):28MB/5分間
(高画質):55MB/5分間
(最高画質):85MB/5分間
普段使いなら YouTubeだとHD画質、AmebaTVだと中画質から高画質だと思います。後ほど各ギガ数に合わせて解説を入れますが、メールやサイト閲覧に比べて、大きくデータを使用していることが分かります。
データ使用量を抑えたい場合、なるべく低画質にして利用するか、通信節約モードを利用しましょう。
オンラインゲーム
スマホを持っている多くの方が、スマホゲームをしているかと思います。実はスマホゲームの通信量も馬鹿にはできません。
PUBG、荒野行動などのバトルロワイアルゲームや、FGOなどといった、ロールプレイングゲームでは多少の使用量の変動がありますが、基本的に1時間に150MB程度消費します。
デイリークエストをこなす程度は問題ありませんが、数時間を超えるプレイはWi-Fiを利用しましょう。
音楽ストリーミングサービスの再生
通勤や通学のときには、動画視聴と同じくらい利用する機会があると思います。主要の音楽アプリ3つの通信量を調べました。
Apple Music
標準音質 約7.3MB/曲・約84MB/時間
高音質 約17MB/曲・ 約204MB/時間
Spotify
低音質 約1MB/曲・約10MB/時間
標準音質 約4MB/曲・約43MB/時間
高音質 約6MB/曲・約72MB/時間
最高音質 約12MB/曲 ・144MB/時間
LINEミュージック
低音質 約1MB/曲・約11MB/時間
標準音質 約4MB/曲・約43MB/時間
高音質 約6MB/曲・約72MB/時間
最高音質 約12MB/曲・約144MB/時間
各アプリの最高音質となると、ある程度通信容量を使いますが、標準音質を利用すると、最高音質の約3分の1までデータを節約できます。
Apple Musicだけ、ほか二つに比べデータの使用量が大きいので、気になる方は、SpotifyやLINEミュージックに乗り換えを検討してください。
ビデオ会議
社会人の方は、スマホで会議に参加することもあるでしょう。今回は、ビデオ会議で1時間使用したと仮定します。
1時間のweb会議で消費するデータ通信量
Skype 約2GB
Googleハングアウト 約1.5GB
Zoom 約200〜約300MB
LINE 約300MB
SkypeとGoogleハングアウトを利用した場合は、大きくデータ通信を消費しますが、最近主要になっているzoomや、LINEのビデオ通話でしたら、約300MB程度で利用できます。
それでも、長めの会議だと結構なデータを消費するので、節約したい場合は、極力Wi-Fi環境下で利用することを心がけましょう。
通信量の目安はどれくらい?
ここまで各項目の通信量を解説してきましたが、実際1G・3G・10Gではどれだけ使えるのかを解説します。※環境やサービス内容によって多少の増減はありますので、あくまでも目安としてお考えください
1Gの場合
ストリーミング(標準音質):20時間
通話(LINE):3時間
1Gの場合は、ウェブサイトの閲覧で約2,000ページ、LINEでのトークが文字だけで約50万回、音楽鑑賞(Apple Musicの場合)が約10〜15時間使えます。
普段メールやLINEトークが主で、ほとんど動画は見ない…という方は困らないかもしれませんね!
3Gの場合
ストリーミング(標準音質):60時間
通話(LINE):9時間
1Gで問題ないという方でも、基本的に3G以上をおすすめします。3Gでしたら、少々の動画鑑賞も可能ですし、Google マップなどデータ通信を使うアプリもストレスなく利用できます。
今後、さらに高画質な画像を使ったwebページも増えていくので、ある程度ゆとりのある選択をしておくと安心ですね。
10Gの場合
ストリーミング(標準音質):200時間
通話(LINE)30時間
会議(zoom)30時間
10Gになってくると、日常生活においてある程度、通信容量を気にせず利用できます。音楽も最高音質で問題ないですし、動画視聴やオンラインゲームも学校や仕事終わりに数時間程度でしたら気にせず利用できます。
しかし、長時間にわたって高画質の動画を視聴すると、あっという間に容量を超えてしまうので、動画視聴やゲームをするときは、通信量に気をつけて利用しましょう。
サービスごとの目安を知ると速度制限も怖くない
いかがだったでしょうか? データ通信量を気にしていても、それぞれのアプリで実際どれくらい使っているかまで把握している人は少ないのではないでしょうか。
各サービスのデータ通信量を知ることで、自分が1日に必要なデータ通信量がわかります。ある程度目安がつくと最適なデータ通信量を選択できますので、ぜひ一度月に使用しているデータ通信量をチェックしてみてくださいね。
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